金融機関でお金を借りるなら、必ず利息を併せて返済をしなければなりません。
プロミスでお金を借りるときにも当然利息が掛かります。
ではプロミスの利息はどのように計算するのか、ここで見てみましょう。
→ プロミス申込み
プロミスの実質年率(年利)とは
お金を貸し出す金融機関では、お金の貸し出し料として金利を提示しています。
お金をお客にレンタルすることで、金融機関は儲けを出しているわけです。
そして、金融機関の儲け度合を表しているのが金利になります。
ひとくくりに金利といっても、金利には年利、月利、日利などがあります。
年利とは、1年間お金を貸したときの貸し出し料のことです。
金融機関では、金利を表すとき、一般的に年利ではなく実質年率を用いています。
実質年率とは、年利に年間の手数料や保証料などの諸費用も含めて計算した実体に則した1年間に掛かる金利の事です。
実質年率を見れば、借入元本に対して諸費用込みで1年間に幾らの利息金が発生するのかが分かります。
プロミスでも、金利表示は実質年率で表示をしています。
プロミスの実質年率は4.5%から17.8%で、1万円から500万円を限度に借りることができます。
一見すると非常に低金利のようにも思えますが、ほとんどの人は上限金利の17.8%での借入となります。
貸付金利や利用限度額は、プロミスに借入の申込みをした後の審査により、個々のお客の返済能力や信用力によってプロミスが決めます。
高額所得者で数百万円の多額なお金を借りられる人じゃない限り、実質年率で一桁はほぼ適用されません。
つまり、通常の借入だとプロミスの実質年率は17.8%になると考えておいた方が良いです。
(参考)貸金業者の金利が実質年率で表示される理由
消費者金融業者は、貸金業法という法律により、金利を実質年率で表示することが義務づけられています。
過去に年利だけを低い利率で表示し、その代り手数料を高く設定するという貸金業者がいたからです。
見かけ上は、年利は低い金利ですが、その実体は高額な手数料が取られるので、高金利となっていました。
これだと、お客にとっては年利を見ただけでは、本当の利息額を算出することが出来ません。
手数料による実体金利のごまかしを防ぐために、貸金業法という法律により、金利は手数料などの諸費用込みの実質年率で表示することが義務付けられるようになったのです。
プロミスの利息計算方法
17.8%というのは実質年率なので、1年間の利率です。
そのため、実際に借入金額の日数分の利息額を求めるには実質年率を用いて日割り計算をしなくてはなりません。
ここでは、例としてプロミスで10万円を借りた場合の利息計算方法を見てみましょう。
日割りでの利息計算式は、「借入金額×実質年率÷365日×借入日数」です。
10万円×17.8%÷365日×30日間=1,463円(小数点以下切り捨て)
つまり、10万円を1ヶ月借りると1,463円の利息金が発生するということになります。
プロミスは1,000円単位で返済ができるので、10万円を30日間借りたケースでは、最低限2,000円の返済をすれば延滞扱いになることはありません。
利息額はインターネットや電話でも確認可能
利息の金額はプロミスのネット会員サイト、またはプロミスのフリーコールであるプロミスコール(0120-24-0365)を使って確認することもできます。
返済が遅れた場合の利息計算方法
定められた返済日にお金を返さなければ、延滞したことになります。
延滞をすると通常の金利ではなく、遅延利率で利息が計算されます。 プロミスの場合、遅延利率は実質年率で20.00%です。
遅延利息の計算も通常の利息計算と基本は一緒です。
「借入金額×遅延利率÷365日×延滞日数」で計算されます。
では、プロミスで10万円を借りたケースで延滞をした場合の利息額を見てみましょう
10万円を30日借りた場合の通常の利息は1,463円でした。 さらに延滞が5日間あれば、その分の延滞利息がプラスされます。
10万円×20.00%÷365日×5日=273円[遅延利息](小数点以下切り捨て)
利息は1,463円+273円=1,736円を併せて支払わなくてはなりません。
遅延利息は、大した金額じゃないと思うかもしれませんが、怖いのは遅延利息ではありません。
本当に怖いのは、返済が遅れてしまうと信用情報に傷がついてしまうということです。
金融業界には、貸金業者が共通して利用している、顧客情報を扱っている信用情報機関という組織があります。
信用情報機関には、顧客の借入契約内容や返済状況、自己破産などの取引事実が記録されます。
貸金業者はお客から新規借入れの申込みを受けた場合に、審査の段階で信用情報機関に問い合わせを行い、申込者の過去や現在の借入れ状況に問題が無いかのチェックを行います。
初めての返済遅滞ですぐに信用情報に傷が付くことはありませんが、何度も返済遅滞を繰り返したり、貸金業者からの督促の連絡を無視していると、信用情報機関に返済を延滞したという情報が記録されてしまいます。
いわゆる、金融業界のブラックリストに載ってしまうということです。
そうなるとプロミスとの契約解除による残債務の一括返済請求やプロミスカードの利用停止を受けるだけでなく、他の金融機関で新規借入申込みもできなくなってしまいます。
だから返済日には遅れないようにし、返済期限は厳守する必要があります。
もし、やむを得ない事情により1日、2日でも返済が遅れそうな場合には、こちらからプロミスにいつまでに返済をするとの連絡をした方が良いです。
プロミスの無利息サービス
プロミスで利息を考える上で、切っても切れないのがプロミスの無利息サービスです。
プロミスでは、初回借り入れ時限定で利用できる「30日間無利息サービス」と何度でも利用できる「ポイントサービスを用いた無利息サービス」があります。
なかなか給料が上がらないこのご時世、無利息サービスはお財布に優しいありがたいサービスです。
プロミスの無利息サービスを上手に活用をして、少しでも返済額を減らしたい所です。
ここでは、プロミスの「30日間無利息サービス」と「ポイントサービスを用いた無利息サービス」の内容について、分り易く解説をしています。
30日間無利息サービス
プロミスに申込みを行い、契約後の最初の借入れの翌日から30日間、利息がゼロになるサービスです。
30日間無利息サービスを利用するには、3つの条件があり、その全てを満たしている必要があります。
3つとも特に難しい条件ではないので、誰でも気軽に30日間無利息サービスを受けることが出来ます。
- プロミスを初めて利用する方であること
- プロミスにEメールアドレスを登録していること
- Web明細を利用すること
Web明細とは、取引明細書を自宅への郵送ではなく、パソコンやスマートフォンを使い、プロミスのネット会員サイトで閲覧する書面の確認方法のことです。
第1回の返済時には、無利息適用期間では利息が発生していない為、その期間の返済は全て元金の返済に充当されます。
ポイント利用による無利息サービス
プロミスでは、特定のアクションをすることでポイントを貯めることができ、そのポイントを無利息サービスに利用することが出来ます。
ポイント取得方法
プロミスのポイント取得方法は様々ありますが、特筆すべきことは借入金額の多寡(多い少ない)によらず、ポイントサービスに申込んだ人が同じ条件でポイントをゲットできる点です。
だから、たとえばプロミスから1万円しか借りていない人と、100万円を借りている人でも、ポイントの取得しやすさには差がありません。
プロミスのポイント取得方法ポイント取得アクション | 取得ポイント数 | 補足 |
---|---|---|
ポイントサービス申込み | 100ポイント | 申込み時の1回のみ |
ネット会員サービスへログイン | 10ポイント | 毎月、初めてログインした時のみ |
ネット会員サービス内の「プロミスからのお知らせ」の確認 | 0~20ポイント | 「プロミスからのお知らせ」内に取得ポイント数が掲載されています。 |
PCやスマホ、携帯電話による書面の受け取り | 各1ポイント | 毎月、月末に対象となるポイント取得手段の登録が行われている事により各取得手段ごとにポイントを取得 |
返済日お知らせメール | ||
取引確認メール | ||
収入証明書類の提出 | 160ポイント | 確定申告書や給与明細書源泉徴収票を提出することで取得 |
ポイント使用方法
所定のポイント数を使用することで、「7日間無利息」、「15日間無利息」、「30日間無利息」のサービスを受けることが出来ます。
サービス利用中は、利息なしとなるのでとってもお得です。
プロミスのポイント使用による無利息サービス使用ポイント数 | 無利息の適用期間 | 無利息の適用開始日 |
---|---|---|
250ポイント | 7日間 | 「完済後は、再度の出金をした日の翌日」、または「利息以上の返済を行った日の翌日」 |
400ポイント | 15日間 | |
700ポイント | 30日間 |
利息を考える際に注意すべき事
貸金業者に支払う利息額は出来るだけ低く抑えたい、それは誰でも思う事です。
そのため、ほとんどの方は、消費者金融の貸付金利や返済期間に敏感となり、出来るだけ利息額を抑えようと試みます。
ですが、意外と忘れがちなのが借り入れや返済の際に掛かる手数料です。
提携ATMの利用手数料
プロミスの場合は、プロミスATMと三井住友銀行ATMは利用手数料が掛かりませんが、それ以外の提携ATMでは借入、返済の際に利用手数料が掛かります。
コンビニなどに設置されている提携ATMを使って借入れまたは返済した場合の利用手数料は、次のようになります。
プロミス提携ATMの利用手数料取引額 | 借入手数料(税込) | 返済手数料(税込) |
---|---|---|
1万円以下 | 110円 | 110円 |
1万円超 | 220円 | 220円 |
銀行振込の振込手数料
プロミスへ返済する方法には、自分の銀行預金口座からプロミスの返済用の指定銀行口座に振込むという銀行振込を使った方法があります。
この返済方法は、当然のことながら銀行振込を利用するので、銀行に支払う振込手数料が掛かります。
銀行の振込手数料は各銀行ごとに異なるので、振込手数料を知りたい場合は、振込元銀行の公式サイトで調べる必要があります。
(振込元銀行に支払う振込手数料は、1回の銀行振込で、200円~500円ほど掛かるケースが多いです。)
繰上げ返済などにより、せっかく利息の支払い額を低く抑えても、返済や借入のたびに多額の手数料を払っていたら意味がありません。
だから、プロミスを利用するときには、借入と返済で手数料の掛からない方法を選ぶべきです。
プロミスで借入と返済のときに利用手数料が掛からない方法は次の通りです。
- プロミスATM、または三井住友銀行ATM
- 振込キャッシング(※1)
- 銀行の口座振替
- インターネット返済(※2)
- マルチメディア端末(※3)
上記の利用手数料なしで使える借入・返済方法の中で利便性の良い方法は、一般的に、借入時は「振込キャッシング」、約定返済(※4)時は「口座振替」、随時返済(※5)時は「インターネット返済」または「マルチメディア端末」となります。
※1:振込キャッシングとは、プロミスのネット会員サイト、またはプロミスコールを用いて、お客様の登録銀行口座に銀行振込で融資を行うサービスの事です。
※2:インターネット返済とは、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、ジャパンネット銀行、楽天銀行のインターネットバンキングを利用してプロミスへ返済をする方法です。
※3:マルチメディア端末とは、コンビニに設置されていて各種サービスを提供している端末機のことです。ローソン、ファミリマート、ミニストップの店舗にあるマルチメディア端末を利用することでプロミスへの返済を行う事ができます。
※4:約定返済とは、毎月1回、返済期限日までに必ず支払わなければならない返済の事です。
※5:随時返済とは、任意返済や繰り上げ返済とも呼ばれ、ボーナスが出たなどの金銭的に余裕がある時にいつでも自由に追加返済ができる支払いの事です。
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プロミスの月々の返済額(約定返済)
当たり前のことですが、月々支払う返済額と利息額は異なります。
仮に毎月、利息だけを支払うとすると借金元本は一向に減らないので、永久に完済できず、一生返済を続けなければならないという事になってしまいます。
そうならない様に、必ず毎月の返済額は利息額より多い金額を支払う事になります。
上述しましたが、プロミスの金利(実質年率)から毎月の利息額を計算することはできます。
ですが、プロミスの金利の値から、毎月のプロミスへの返済額は計算できません。
ここでは、プロミスへ実際に毎月いくら返済しなければならないのかについて考えてみます。
プロミスのような貸金業者からお金を借りた場合は、返済の仕方には約定返済と随時返済の2種類があります。
「約定返済とは返済期限のある支払いのこと」で、「随時返済とはお金に余裕がある時にいつでも自由に返済できる追加支払いのこと」です。
プロミスに毎月、最低限支払わなければならない金額は、約定返済の金額になります。
そのため、ここでは随時返済については考えず、月々のプロミスへの最低返済額である約定返済についてだけ考えます。
プロミスの約定返済の返済額算出には「残高スライド元利定額返済方式」というリボ払いの一種を採用しています。
「残高スライド元利定額返済方式」は分り易くいえば、借入残高が多いと返済額も多く、借入残高が少ないと返済額も少なくなるという借入残高に応じて返済額が変動する方式のことです。
プロミスの約定返済の算出には次の計算式が用いられています。
プロミスの約定返済の算出方法借入残高 | 約定返済額の計算式 (千円未満は切り上げ) |
---|---|
30万円以下 | 借入残高×3.61% |
30万円超~100万円以下 | 借入残高×2.53% |
100万円超 | 借入残高×1.99% |
例えば、借入残高が10万円の場合の約定返済額は、上表の約定返済の算出方法を用いることで次の様に求めることができます。
- 100,000円X0.0361=3,610円→4,000円(千円未満切り上げ後)
また、プロミスへ返済を行った場合、そのお金は「利用手数料」、「未払利息」、「遅延利息」、「元本」に充当されます。
プロミスへ行った返済の支払い優先順番は、提携ATMなどの利用手数料が必要な方法で返済を行った場合には、まずその利用手数料への支払いが行われます。
そして、その後に利息の支払い、そして最後に残ったお金が元本への返済に充てられます。
利息と元本では、利息の方が優先して支払いが行われることになります。
プロミスで返済した際の充当順位優先順位 | 充当先 |
---|---|
1 | 利用手数料 (提携ATMの利用手数料や銀行振込費用など) |
2 | 未払利息 |
3 | 遅延利息 |
4 | 元本 |
約定返済の利息と元本に充当される金額
ここでは、プロミスの借入残高に対して「約定返済額」、「利息返済額(30日分)」、「元本への返済額」がいくらになるのかを計算してみました。
プロミスの約定返済での利息と元本の返済額(※6)借入残高 | 約定返済額の算出式 | 約定返済額 (千円未満切り上げ後) |
利息返済額 (30日分) |
元本への返済額 |
---|---|---|---|---|
10万円 | 100,000×0.0361=3,610 | 4,000円 | 1,463円 | 2,537円 |
30万円 | 300,000×0.0361=10,830 | 11,000円 | 4,389円 | 6,611円 |
50万円 | 500,000×0.0253=12,650 | 13,000円 | 7,315円 | 5,685円 |
100万円 | 1000,000×0.0253=25,300 | 26,000円 | 12,328円 | 13,672円 |
200万円 | 2000,000×0.0199=39,800 | 40,000円 | 24,657円 | 15,343円 |
※6:計算では、借入残高が100万円未満ではプロミスの上限金利17.8%で、借入残高が100万円以上ではその際の上限金利15.0%でお金を借りて、約定返済には手数料が掛からない口座振替で返済をしたとして算出をしています。
プロミスは、借入残高の金額に対して、約定返済額は少額となっています。
このため、約定返済では、割合的にかなりの金額が利息返済分に充てられるため、元本の返済はあまり進みません。
このことから、早く元本を減らし、プロミスで借りたお金を早期完済するためには、積極的に随時返済を行うべきだという事が分かります。
プロミスへ随時返済をすることで、早期に返済が完了するだけでなく、トータルの利息支払額を減らすこともできます。
【まとめ】
- 金融機関でお金を借りる場合は、ほとんどの人が提示貸付金利の上限金利が適用される
- 利息の計算式は「借入金額X実質年率X借入日数/365日」
- 約束した返済日に返済が出来ないで延滞をすると、利息には通常より金利の高い遅延利率が適用される
- 約束した返済に遅れると、プロミスとの契約解除や他社からの新規借入が出来なくなる可能性がある
- プロミスには「30日間無利息サービス(※6)」と「ポイントを用いた無利息サービスがある」
- 利息だけでなく、ATM手数料や銀行振り込み手数料などについても考えること
- 毎月支払う約定返済額と利息額とでは計算方法が異なる
- プロミスは借入残高に対して、月々の約定返済額が少ないので、意欲的に繰上返済を行うべき