カードローンに申込むと、必ず審査があります。
オリックス銀行カードローンでも審査は必要ですが、仮審査と本審査の二段階に分かれています。
この両者の具体的な内容の違いについて見てみましょう。
仮審査と本審査の違い
基本的なカードローンの審査の流れは、最初に仮審査を行いその後に本審査を行うことになっています。
本審査に比べると仮審査は非常にスピードが速いのが特徴です。
余りの速さに、審査落ちしてしまう人は「本当に審査をしているのか?」と疑問を持つことも多いようです。 でもいったいなぜ仮審査はスピードが速いのでしょうか。
それには以下の理由が考えられます。
- 機械化されているから
- おおざっぱな審査だから
今ではインターネット上でカードローン申込みを行い、審査も機械化されています。
あらかじめ審査基準が設定されているので、様々な項目で基準に満たない人はバサバサと切り落とされてしまうのです。
審査通過する場合は次の段階へと移りますが、落ちる時にはあっという間です。 ネット審査では数分、もしくは数秒で結果が出ることもあるのです。
ですから仮審査で落ちてしまう人は、本当に審査が行われているのか疑問に思ってしまうこともあるようです(審査はちゃんと行われています)。
オリックス銀行カードローンでも必ず仮審査と本審査を行います。
オリックス銀行の審査はあまり早い方ではありませんが、それでも仮審査ではかなりのスピードで素早く行われます。
そして仮審査に通過した人のみ、本審査を受けることができます。本審査では人の手が加わるため、時間が掛かります。
最近では本審査でもかなり早く行われ融資まで即日で完結する金融機関がありますが、オリックス銀行カードローンの本審査はやはり時間がかかるため、即日は厳しいものがあります。
本審査では以下の事が確認されます。
- 申込内容と実際の情報に相違がないか
- 借入意志はあるか
申込フォームには住所氏名以外にも、現在の借入状況や勤務先情報など信用情報に関わる重要な情報を記載しなくてはいけません。
その情報を元に仮審査が行われるのですが、本審査では情報に誤りがないかを細かくチェックしていきます。
例えば他に借金があっても返済が十分に行える収入があれば、審査には通過できる可能性が高いです。 収入を多く借入金額を少なく記入すれば、仮審査を通過してしまうかもしれません。
しかし本審査によるチェックでその情報に誤りがあれば、残念ながら落ちてしまう事が多いのです。
意図的に借入金額を少なく申告する人もいれば、単に間違えて申告する人もいるでしょう。
しかし信用情報機関で照会をすればすぐに借入金額は分かってしまうので、意図的にごまかすのはよくありません。
また勤務先情報はとても重要な情報で、融資が濃厚になったときに在籍確認をしなくてはならないので、正しい連絡先を入力しなくてはなりません。 その入力情報に誤りがないか、本審査で確認します。
もし間違って入力した為に仮審査で落ちてしまったとしたら、非常に勿体ないことです。 確実に本審査を受けるためにも、入力情報には間違いのないようにしましょう。
また、他人による「なり済まし」や「いたずら申込」の可能性もあるため、申込意志の確認も必要となります。
仮審査に通過すれば本審査を通過する人は多いですが、当然のことながら必ずしも通過できるとは限りません。
人の手によって確認が行われ、融資するのに見合わないと判断されれば、本審査で落ちてしまうことになります。
オリックス銀行カードローンの仮審査
オリックス銀行はネット銀行なので、カードローンの申込みもウェブ上から行います。
オリックス銀行公式サイト内のカードローン申込フォームに必要事項を全て入力して情報を送信したら、申告したメールアドレスに仮審査メールが届きます。
仮審査は自動で行われており、融資するための最低限の条件に満たない人は振り落とされます。 そのため、仮審査で落とされる場合は比較的早い段階でメールが届きます。
仮審査で落とされる人は、以下のような人です。
- 他の金融機関での借入額が多い人や多重債務者
- 金融事故(債務整理など)の情報が残っている人
- 申込条件に満たない人
これ以外にもオリックス銀行独自の基準があると推測されます。
つまり、自動的なチェックで振るい分けができるものに関しては、仮審査の段階で人手を掛けずに迅速に不合格にするという事です。
例えば20歳からじゃないと申し込めない条件なのに、申告してきた年齢が18歳だったとします。 自動的に申込条件に満たないと判断され、審査に落ちてしまいます。
言い訳が効かない入力ミスは致命的です。 仮審査で不合格とならない様に、うっかり生年月日を間違えたり、勤続年数や借金額を間違えたりしないようにしましょう。
オリックス銀行カードローンの本審査
オリックス銀行カードローンの本審査では、申込内容の確認と勤務先への在籍確認が行われます。
オリックス銀行から携帯電話に電話が掛かってきて、申告した内容に間違いがないかをチェックします。
また、オリックス銀行への必要書類の提出も必要になります。 最低限必要なのは本人確認書類で、運転免許証や健康保険証で大丈夫です。
外国籍でも日本に定住していれば申込資格があるので、外国人の場合は在留カードや特別永住者証明書のコピーを提出します。
必要書類として用意しなければならないのは下記の書類で、オリックス銀行に提出する事になります。
- 運転免許証または運転経歴証明書、各種健康保険証、個人番号カード、日本政府発行のパスポート、在留カードまたは特別永住者証明書
※上記の写しいずれか1通をご用意ください。 - 所得証明書類
- 預金口座振替依頼書
※ご返済方法が口座引落の方のみ必要
オリックス銀行へ必要書類を提出後、本審査に通過すれば数日でローンカードが自宅に届き、それ以降カードローンを使えるようになります。
オリックス銀行ならではの審査基準は存在する?
消費者金融を含め融資を行う金融機関は、それぞれの審査基準を持っています。
もちろんオリックス銀行カードローンも独自の審査基準があると思われます。しかし、その審査基準は残念ながら公開されていません。
金融機関によって異なる審査基準とはいったいどのような項目なのでしょうか。
例えば、金融機関独自の審査基準として借入件数が考えられます。
他社の借入が複数に渡る人を多重債務と呼び、金融機関では支払い困難になりそうな要注意対象としています。
借入件数が3社以上だと、例え借入金額に問題がなくても有無を言わさず審査で落とす金融機関があります。 ところが金融機関によっては5社までOKとするところもあります。
他にも勤続年数、職業、居住年数など、様々な審査項目があります。
勤続年数が半年未満でも審査通過する場合もあれば、1年以上でないと通過しない場合もあります。
同じ金融機関でも人によって審査に通過しやすかった、難しかったと印象が異なるケースが出てきます。
職業や勤続年数、居住環境(持ち家・賃貸)などのことをまとめて「属性」と呼ぶことがあります。
属性が高い人は審査に通りやすくなり、その反面、当たり前ですが属性が低い人は審査に落ちやすくなります。
分り易い具体例を挙げると、公務員で持ち家の人は属性が高く、パートで賃貸の人は属性が低いという事です。
オリックス銀行カードローンは公開はしていないものの、各項目でそれぞれ審査基準があります。
オリックス銀行カードローンに限った話ではないのですが、属性が高い人は審査に通りやすく、かつ融資枠も高額が設定されます。
仮審査に通過して本審査に落ちるケース
オリックス銀行カードローンは、仮審査さえクリアすれば、本審査はほぼ通過します。
しかし、本審査で落ちてしまう人ももちろんいます。
仮審査に通過したのに本審査で落ちるケースには、以下のような事が考えられます。
- 申込内容と実際の情報に相違があった場合
- 在籍確認ができない
- 仮審査後に別の借入をした
- 対面審査の印象が悪かった
まず、現在の借入金額を少なく見積もっても信用情報を照会すれば分かる事なので、多重債務が原因であれば仮審査の段階で落ちます。
でも収入は証明書を出さない限り分からないので、嘘の収入を申告した時に仮審査で通過してしまうことがあります。
しかし借入希望額が多いと収入証明書の提出を求められることがあります。
収入証明書の提出で本当の収入が知られてしまったら嘘をついたことがばれてしまい、本審査は通過しません。
他にも電話が繋がらない、勤務先への在籍確認ができない場合でも本審査で落ちてしまいます。
また、対面審査とは実際に申込者と対面して行う審査の事ですが、電話連絡で聞き取りをする場合も対面審査と似たような事が行われることもあります。
オリックス銀行カードローンでは対面審査で落ちることはほとんどないかもしれませんが、やはり電話応対でなにか不審な点があれば、審査面で不利になります。
不審な点があればあれこれ探られますし、必要のない収入証明書の提出も求められるのです。
そして申込時の電話番号やメールアドレスの入力ミスは結構よくあります。
嘘をつくつもりはなくても、ちょっとした間違いのために本審査で落ちてしまう可能性は十分にあります。
ですから、オリックス銀行カードローンの申込みの時に入力する情報に間違いが無いかをしっかりと確認し、慎重に送信をする様にしましょう。
【まとめ】
- オリックス銀行カードローンに申込みをすると仮審査と本審査が実施される
- 仮審査は、申込者の基本情報チェックが行われ、自動化されている
- 本審査は、専任の審査スタッフの手によって行われる
- 仮審査で確認される内容は、年齢条件や他社借入額、過去の返済遅滞による金融事故情報など
- 本審査では、身分証明書などの必要書類の提出と申込み時の申告内容の確認と在籍確認が行われる
- オリックス銀行カードローンの審査項目には、その他に借入会社数、職業、勤続年数、持ち家・賃貸物件などがあると推測される
- 入力ミスによる審査落ちをしないために、オリックス銀行カードローン申込みを時の入力データに誤りがないか、充分に確認をしてからデータ送信を行うこと